登山日　　　　２００１年　６月／２８，７／０２，７／０３ 　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　「　小さな旅　日光白根山登山記　」 　　　 　　　こんにちは、リージェントハウスの喜多村です。 　　　　　　　 　 　 今回ご紹介するトレッキングは日光白根山登山です。 　　　日光白根山は草津白根山に比べて、その存在を余り知られていませんが 　　　関東以北では最高峰の標高２５７８メートある日本百名山の一つです 。 　　  従来は菅沼登山口からの登山が主流でしたが、数年前に丸沼高原スキー場が 　　　２０００メートル付近までゴンドラを敷設し、それに合わせ登山道の整備が行われ 　　　ました。 　　　その甲斐有りまして、夏場のゴンドラ利用者や白根登山客は中高年の方々中心に 　　　大幅に増加しています。 　　　私もお勧めするコースはゴンドラを利用されたコースです。 　　　とにかく菅沼コースと比較して山頂までの道のりが良く整備されている事と、 　　　誘導板が適当な箇所に設置されており、殆ど道に迷うことなく目的地に行けます。 　　　ゴンドラの山頂駅から日光白根山山頂まで約２時間程。 　　　途中、結構きつい行程も有りますが初心者やご年輩の方でも充分登頂できる山で。 　　　そして、何よりも増して途中の苦しさが、その足で山頂に立った時、感動と充実感 　　　に変わる瞬間を是非、皆様にも体験して頂きたくご紹介します 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　登　山　後　記 　　私が日光白根山に初めて登ったのは２年前の事でした、菅沼からのコースで２時間 　　近く景色も何もないただひたすら歩くだけの道のりで、途中で足がつるわ、喉がや 　　たらに乾くわ、登山とは自己鍛錬のスポーツなのかと、ぶつぶつ独り言を言いなが 　　ら、内心はもー２度と登りたくない、ただひたすら案内してくれたお隣のペンショ 　　ン不思議草の小岩さんについて行くのがやっとでした。 　　そして、ようやく山頂付近に近づき視界が広がった時、ましてや、この足で山頂 　　に辿り着き、辺りを見回した瞬間、今までの苦しみや煩悩が潮が引くように消え 　　去り、変わって大きな波のような感動が私の心に満ち溢れてきたのです。 　　何と素晴らしい景色だろう、正に３６０度のパノラマ。連なる山々、生きている 　　地球、時間の彫刻、澄み切った爽やかな空気。一言で表現すれば感動以外の何も 　　のでも有りません。 　　山登りが初めての私でも、登山家の気持ちがちょっぴり理解できたような気がします。 　　何度か登ると、この山は昔、信仰の山だったことが良くわかります。 　　何回かの噴火により地元に大きな被害が出て、山の神様の気を静めるために石仏や 　　地蔵を作りお参りしたのでしょうか。 　　私も、山頂に行く途中、必ず大日如来の石像に一礼をして登ることにしています。 　　自然は予測のつかない事態が起こり得るものですから、神のみぞ知ることが・・・ 　　 　　また、六地蔵はゴンドラ山頂駅から少し登山道を登り、すぐに誘導板が有ります。 　　左に曲がり５００メートルと書いてありまが、結構アップダウンがきつく、登山帰り 　　に寄るとかなり体にこたえます。 　　ひっそりと佇んだ小屋の中に祭られた地蔵様には霊気さえ感じます。 　　正直言って、写真撮影を完了してその場を後にしたのですが、何か背中に感じる 　　ものが有るのです・・・・・・・ 　　私の得意のインスピレーションでは、“おじさん未だ帰らないでよー、もっと遊ん 　　でよー”と子供達が語りかけるような幻想にとらわれます。 　　“また、必ず遊びに来るから、今日はこれで帰るよ” 　　正に後髪を引かれる思いで、その場を後にしたのです。 　　登山道から少し入った場所に有るため、人が余り訪れず、地蔵様達は寂しがってい 　　るのかなと勝手に解釈しています。 　　デジカメに心霊写真が写ていたら、どうしよーなんて思いながら、家に帰って早速 　　再生処理しましたが、あいにく??　不思議な現象は何も写ていませんでした。 　　その事を家内に言ったら“ 貴方、テレビの見過ぎよと ”一笑 　　そうかなー、でも、本当に鳥肌が立つほど、霊気を感じたのですが・・・ 　　白根山頂では、ある人が笹笛を吹いていました。 　　地元の人かも知れませんが、良く来ている人のようです。 　　素朴な音色で決して悪くはないのですが、ここに融和するような音色ではないの 　　です。ここでは水のように澄んだ音色が合うと思うのですが・・・・ 　　山頂から遙か彼方の山々に響き渡るような澄んだ音色、きっと喜多郎のオカリナ 　　の音色や曲が合うような気がします。 　　日光白根山頂の喜多郎のオカリナコンサートなど企画したら、もっと素晴らしい 　　感動を多くの人々が味わえるのですが。 　　とりあえずは、今度、山頂に訪れたときには喜多郎の曲を聴きながら、お弁当を 　　食べ、しばし夢の世界にいざなう、昼寝をしようか思っています。 　　また一つ、私の心の贅沢がふえました。 　( 登山データー ) 　 　＊ゴンドラ券　　片道券　　大人1000円 　　　　　　　　　往復券　　大人1800円 　＊所要時間　　　ゴンドラ山頂駅　　→　　白根山頂  約２時間 (約３．７�q） 　　　　　　　　　白根山頂　　　　  →　　ゴンドラ山頂駅　約１時間３０分 　　　　　　　　　　　　　　　 　＊デジカメ　　　Fuji Fine Fix600z 　＊登山日　　　　２００１年　６月／２８，７／０２，７／０３ 　　　　　　　　　　　 丸沼高原　リージェントハウス 　　　　　　　　　　　　　　　〒378-0414　群馬県利根郡片品村東小川４６５８　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　TEL 0278-58-2883／FAX 0278-58-3707 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　e-mail / regent@bc4.so-net.ne.jp 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　http://www.regent-marunuma.com