2004/05/14
少子高齢化社会と年金問題
連日、年金の未納問題がメディアを賑わしているが、正直に言ってウンザリ、いい加減にして欲しい。
魔女狩りのようなマスコミの姿勢に嫌悪感さえ感じる。
細部の問題を提起するのではなく、もっと根元的な問題点や年金はどうあるべきか色々な角度から
主張して欲しい。
現行の年金制度は就労人口の推移からみて、いずれ将来破綻するであろうと誰もが感じている。
制度そのものが、将来の負担と給付に無理が有るのは明らかだ。
我が国の少子高齢化社会は予想を上回るスピードで進行しているのに、就労現役世代が年金の
原資を負担する構造自体に無理が有ると思う。
現行制度を基本的に維持するには、その根本となる少子高齢化を解消しなくてはならない。
なぜ、子供を少なく産もうとするのか、政治も社会ももっと真剣に考えるべきと思う。
それは、我が国の国力にも大きく影響を与える問題なのに、先進国で有るが故の現象と思っいる
のか、余り問題視しないのが私には不思議で仕方ない。
子育ての環境、教育費、生活苦等々、色々問題は有ると思うが、子供は親が育てるだけでなく
社会全体がサポートし負担して育てて行くコンセンサスが有れば解消できるような気がする。
少子高齢化社会とは先細りの我が国の未来で有り、それこそ消え行く大国でしかあり得ない。
年金問題の根本はここに有ると思う。
それが無理なら、あいまいな徴収方法でなく税金で徴収すべきだと思う。
消費税(基礎年金部分の原資)と所得に比例して負担する福祉税(多く負担するほど多く年金が
支給される原資)の2本立てで考えたらどうだろうか。
hiro
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