オーナーの独り言    NO−8

     
         
お下がり大好き人間の小さなこだわり   2004/01/18


     最近、私は自分自身の変な習性を感じている。
   それは、お下がり人間と言うか、着るものに関して、お下がりでも全く抵抗感
   の無い自分に戸惑いを感じることがある。
   兄弟の中の末っ子として育った事も有るが、小さい頃は兄達から、そして大人
   になってからは、お洒落な父のお下がりを喜んで着ていた。
   最近では、息子のお下がりを着ている。
   私はよくユニクロの3000円前後のズボンをはいているが。息子は決して
   そのような安物は買わない。私の4倍も5倍もするようなブランド物を好ん
   で買い求めては履いている。
   良いものを長く大切に着るのが彼のポリシーらしい。
   大量消費型の環境で育った私と、バブル絶頂期の頃に自我が形成された息子との
   ジェネレーションギャップなのだろうか??
   そんな、息子が最近では私に" 親父これ着る・・・"と声をけるようになってきた。
   小柄な私と違い、息子は182pの大柄でサイズ的には大きすぎるのだが、どうにか
   着れるものは頂く事にしている。
   着てみると確かに、いつも私の着ているものとは違い、素材も縫い方も丁寧でしっかり
   している。
   でも、私には現在の物の4−5倍もかけて買おうとする気持ちにはなれない。
   良い物は息子のお下がりで充分で有る。価値観の違いと言うか、こだわりの違いだ
   と言うか・・・・
   そんな私にも決して譲れないこだわりがある。
   それは私自身の生き方へのこだわりである。。
   これだけは、誰に何と言われても、死ぬまでこだわり続けたい。
   

                                                   
  hiro