憲法改正論議に思う 2003/10/07
このところ、憲法改正論議が頻繁にメディアに取り上げられ、年金制度問題と共に
私達、国民の重要な関心事の一つとなって来たようです。
ほんの数年前までは、積極的に憲法改正論を述べれば、右翼的と思想視され政治家に
とっては命取りになりかねない状況でした。
有る意味においては北朝鮮の軍事的脅威が現実味おび、多くの国民が憲法問題を真剣に
考えるきっかけになったような気がします。
憲法問題で最大の関心は、言わずと知れた第九条の戦争の放棄と戦力及び交戦権の否認です。
でも、私はこれほど、まやかしで現実味を伴わない法律はないと思います。
憲法第九条は超理想主義に思えてなりません。
地球上で戦争を望む民はいないのに、現実には国家間、地域間紛争が絶えず繰り返され
ています。これが世界の現実なのだと言うことを認識する必要が有ります。
誰もが平和を望んでいても現実には紛争や戦争は起きしまうのです。
そしてまた、独立国家で自衛の為の軍隊を持たない国は世界で有るでしょうか??
自衛隊を軍隊では無いと、言い続ける矛盾、まやかし、九条の解釈論争、もういい加減に
して欲しいと思います。
現在の世界情勢において、我が国も軍隊をもっことは、やもう得ない事と思います。
全世界が地球連邦制となり武力行使が出来る軍隊は国連軍のみとして、それ以外は
全て武装解除させなくては無理だと思います。
私は軍隊は無くてすむのなら、それに越したことは有りませんが、自分や国を侵略され
ても無抵抗で相手に理想を述べ、話し合えば分かり合えるものとは思えません。
それは、例えが適当では無いかも知れませんが、国家としての軍隊と個人としての警察組織
と同列のような気がします。
犯罪のない世界を望むから警察はいらないと言っているのと同じ気がします。
世の中の大多数の人は善人です、でも一部の人や善人でも事情によって過ちを犯します。
もし、警察組織がなかったら社会の秩序や安全が確保されるでしょうか??
同じ日本人でも物の考え方や価値観も違います。
まして、世界を見渡せば、宗教観や倫理観も違います。
国家間の紛争を調停すべき唯一の機関が国連だと思いますが、現実には国家間の利害が複雑に
絡み合って、有効に機能していません。
私は、前述の通り、遠い将来に地球連邦制が形成され、唯一、合法的な軍隊は国連軍のみで有る
と世界が変わるまで、自衛の為の軍隊は必要だと思います。
私の考え方は右翼的でしょうか??
私が生まれ育った国を愛すること、そして守ることはごく自然の感情なのですが・・・
hiro
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