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オーナーの独り言 NO−6
自民党総裁選に思う 2003/09/09 自民党総裁選が昨日告示され、いよいよ熱い戦いの火蓋が切られたようです。 貴方はどの候補を支持しますか?? いつもでしたら、私は党員でも有りませんし、政争を面白半分で眺めているのですが 今回ばかりは、そんなわけには行きません。 我が国の将来がかかっている重要な総裁選と思えるからです。 現在&今後の政策の舵取りを間違えたら、今度こそ、取り返しのつかないような危機 が我が国を襲うような気がしてならないからです。 私は、小泉首相を支持します。確かに、就任時に比べて経済的にも財政的には大きく 落ち込み、もう限界に来ているのかも知れません。 地方経済は土砂降りに近い状態なのも事実です。我が家のような零細企業は宿を閉め たりオーナーが変わった所も有ります。 寝る時間を割いた営業活動、経費削減の徹底等、血がにじむような努力をして、前年 並みの結果となれば、良しとするのが現状です。このままでは1−2年後も宿を続けら れるか分かりません。個人の努力だけでは、発展・成長の限界を感じています。 それでも、あえて私は小泉首相の構造改革を支持します。それは、我が国が先進一流国 で有り続けられるか否かの危機を、政治が間違った選択してしまうような気がするから です。 また、地方だけが犠牲者や被害者では有りません。自民党のある有力政治家は東京や 大企業だけが発展していと言われますが、民間の大企業でも血も涙も無いようなリストラ を断行し、ようやく収益の改善や発展の兆しが見えてきたのです。 東京などの大都市の景気が回復してくれば、時間差で地方にも浸透してくるはずです。 小手先の経済政策を変えても、それの基本となる経済・行政・政治の仕組みを変え なければ、また、問題を先送りするだけのような気がします。 世界は今までに経験した事がないようなスピードで変化しているのです。 その変化に目をつぶり対応が遅れれば、我が国の将来は無いと思うからです。 首相の言う構造改革は今までに無い考え方や政策であるとしたら、1年や2年ですぐ に変わるれる程、日本の経済・社会は小規模では有りません。 会社組織でも、営業活動でもそうですが、新しい試みをした場合、実質的な成果が出 てくるのは2−3年はかかるものです。独裁国家でしたら別ですが・・・ また、構造改革の遅れている最大の原因は、同じ自民党内の族議員や有力者達です。 バブル崩壊は日本経済の敗戦と思えば良いのです。先人達の残した敗戦後の復興を 思い起こして欲しいものです。 過去の栄光に酔いしれていてはいつ未だ経っても、日本経済は復興出来ません。 頭の中を一度リセットして欲しいものです。 hiro |