オーナーの独り言    NO.3

     

     
               国債依存率に憂慮する   2002/12/21


   我が国の国家予算に対する国債の依存率を見て驚き、自分自身の無知を痛感した。
   国家予算の44%が国債に依存しなければならないとは信じがたい現実です。
   一家庭に置き換えれば、生活費の44%を借入金等の借金で家計をやりくりするの
   と同じです。一個人でしたら正に破産状態と言えるでしょう。
   また、企業に於いても創業時でしたらともかく、ランニングに於いてこれだけの
   借金構造でしたら破綻は時間の問題で、どこの金融機関も貸し出しはしないでしょう。
   やることの結論的には一つしか無いと思います。歳出をカットすること、無駄を
徹底的
  に省くことです。高速道路など論外です。一般道路が通っていない所でしたら別です
  が、少しぐらい時間がかかっても、放って於いたら間違いなく破綻の恐れが有る我が国
  とどちらを選ぶかです。
  今はみんなで少し便利さを我慢する時期ではないかと思います。
  政治家の方々に伺いたいのは、現在の様な経済状況で、もし、貴方の道路で、仮に誰かが
  資金を貸してくれると言った場合、貴方は本気で新たに高速道路を作りますか??
  国民の道路、税金によって作る道路、自分の物じゃないから、地元の人が喜べは良いと
  思っているのではないですか?? その付けがどうなるのか考えたくないのでしょう??
  確かに公官庁の受注は民間に比べ、限りなく定価に近い値で購入してくれます。
  売る企業からすればそれだけ利益がでて歓迎なのですが、周り回れば余計な税金を費やし
  その分国債や公債が増発されているのかも知れません。
  ボールペン1本、コピー用紙1枚に至るまで、コスト意識を徹底されることから歳出意識
  が生まれます。
  OBの天下り先企業を優先指定業者にするのではなく、社会的信頼が有り健全な企業で有る
  ならば広く競争入札させる事です。
  競争無きところには利用者の声も心も届かない!! と私は思います。
  歳出を大幅にカットすると景気の悪化や失業者が増大する恐れは確かに有ります。
  でも、失業者や景気を悪化させないために事業規模を拡大し続けることは、経済実態に
  そぐわない就労人口を維持するだけで、
私に言わせれば政策バブルに他なりません。
  不動産や金融のバブルと同じようにその付けが必ず遠くない日にやってくるような気が
  します。
  構造的就労バブルを作り出している気がしてなりません。
  必要なのは今後延びるであろう産業へ就労人口をシフトして行くことです。
  現在がそのせめぎ合いで政治・経済・社会がいろんな面できしみ有っているような気が
  します。
  
便利さを少し我慢して、本当に自分たちの将来に必要なのは何なのか、私達一人一人
  真剣に考えなくてはならない時期に来ているようです。
  それが日本人としての責任で有り義務のような気がします。

                                       hiro